コツソの部屋

骨粗鬆症マネージャーとして病院勤務しております。骨折を防ぐための生活習慣や、治療薬、サプリメント、食べ物などについて情報発信していきたいと思います。宜しくお願いします。

食物アレルギーを引き起こす食品7品目制覇

先日、〇クルトの試飲をやっていたので、

息子が意気揚々と試飲に突撃していきましたが、

娘を乗せたバギーを押して後から追いかけていくと、




息子は〇クルトをもらえずにボーっとおあずけくらってました。

なんか〇クルトくれへんのやけど・・・

みたいにこっちをポケーとみています。




スーパーで子供だけで試食しようとしてももらえないケースが多いですね。

うちの子は幸いなことにアレルギーがないので助かってますが、

試食した、アナフィラキシーショック起こした、そしてへたしたら死んだ・・・

なんてことになったら責任問題です。

何故アレルギーがあるのを確認せずに不用意に試食させたのか!?って



近年、食物アレルギーは増加傾向で、

「皆同じものを平等に一緒に食べる」

という学校給食のあり方にも大きく影響しています。



これは栄養学的な面、いわゆる全児童が健全な体を作るということから外れ、

栄養に偏りができてしまうということはもちろん、

一方で、皆が平等に食べているものの一部がたべれないということが、

食物アレルギーに理解のない児童からすれば、

嫌いなものを食べなくて済む嫉妬のような感情につながるなど、

複雑化する側面を持ってます。



皆と同じものが食べれないことは皆と同じことができないことになり、

食べたいのに食べれないのはつらい・・・

という食べれない本人が思い悩むだけでなく、

嫌いなもの残してずるい、

特別扱いでいいな、

といった他の児童の感情からいじめやいたずらへ発展することもあります。

掃除の時、牛乳アレルギーの子に、

わざと牛乳を湿らせた雑巾を渡したケースもありました。



対策は自治体や学校によってそれぞれで、

私が学校薬剤師で担当していた小学校は、

各生徒が何にアレルギーがあるかを事細かに把握し、

アレルギー除去食を個別に作って対応されていました。



自治体によっては、

アレルギー専門の調理員を置いたり、

医師監修の給食カルテを作成したり、進んでいるところもあれば、

数年前私が担当した患者さんは、毎日弁当を作っておられました。

この方は小麦アレルギーがあり、地域のパン屋さんで、

ここの米粉パンは小麦アレルギーでも食べれますか?

と確認した際、

小麦は原料ではないので食べれます、大丈夫

と言われ購入し食したら救急対応になったとのこと。

米粉パンの材料に一般に小麦グルテンが含まれていることが、

あまり知れ渡っておらず、お母さんは自己嫌悪に陥っておられました。

学校でも、不信感につながる出来事があったようで、

町の商店も信用ならない・・・

学校も信用ならない・・・

と神経張りつめておられ、こちらも神経使って投薬させていただきました。



弁当を作る際も、皆と食べるものが違わないように、

できるだけ学校給食の献立と同じものを作っておられました。



さてさて、子供に何をいつごろから食べさせようか悩むところですが、

長男の時も、小学校入学前に食べれないものがないように、

同時に好き嫌いがないように、修行したものです。

好き嫌いがあると小学生になれないんだぞ!!

と脅しをかけて



娘にも同じことをすると、

余計な知識だけついた長男から

「どんな小学校やねぇ~ん」

とツッコまれそうですが・・・



ということで、近年、乳幼児から成人まで年齢問わず、

何らかの食物アレルギーがある方が増え、

もちろんピンキリなんですが、

中には、風呂に1滴の牛乳が入るだけで、

救急車呼ばれて死に至る寸前だった重篤な症状の方や、

絹(キヌ)にアレルギーがあり、服の選択に注意がいる、

まれな症状の方もいました。

食物アレルギー患者の健康被害を防止するため、

食品表示基準」(平成27年内閣府令第10号)

において特定原材料が定められており、

表示が法令で決められているのは以下の2つです。 



・必ず表示されるもの7品目

・表示が勧められている20品目

があります。



特に「表示義務品目」である「特定原材料」は、

乳、卵、小麦、えび、かに、そば、落花生

の7品目が指定されています。

卵、小麦、乳、えび、かには患者数が多く

そば、落花生は症状が重篤で生命に関わるため、留意が必要とされています。



表示が勧められる、「推奨品目」は、「特定原材料に準ずるもの」であり、

「可能な限り表示をするよう努めること」とされています。

あわび•いか•いくら•オレンジ•キウイフルーツ•牛肉•くるみ•さけ•さば•大豆•鶏肉•豚肉•まつたけ•もも•やまいも•りんご•ゼラチン•バナナ•ごま•カシューナッツ

の20品目が指定されています。



ちなみに私はモモアレルギーです

リンゴ食べても喉がシカシカします。



妻はマツタケアレルギーです。

贅沢できないので万歳ですが、混入されたらひとたまりもありません。

息子はまつたけで嘔吐しました。

本人はマツタケの前に食べた、香草が悪かったと言ってますが、

再チャレンジが必要です。



娘は先日、そばを食べ7品目全部終了しました。

もちろんこれで一安心というわけではありません。

これからも、いろいろなものを食べて、

いろいろな味覚を経験させていきたいとおもいます。