コツソの部屋

骨粗鬆症マネージャーとして病院勤務しております。骨折を防ぐための生活習慣や、治療薬、サプリメント、食べ物などについて情報発信していきたいと思います。宜しくお願いします。

マイコプラズマ肺炎 My感染症file-2

マイコプラズマ肺炎(Mycoplasma pneumonia)



小児科の薬局勤務時代、感染症の対応が多いせいというより、

肉体的・精神的ストレスの影響で、

11月~春くらいまで



毎月感染してた記憶があります。



日和見感染に近いので、健全な大人は感染しにくいハズなんですが・・・





市中肺炎(院内ではなく院外で起こる肺炎)として有名です

遺伝子的に複数株あり、基本的に抗体は付かず何度も感染します。

爆発的に感染する年もあれば、強力な株が流行するときもあります。

おっ?マイコがいるな?程度のだるさ程度の時もあれば、

ほとんど仕事を休まない同僚が、くたばるほど強力な株もあるようです。



疫学データ



原因・・・マイコプラズマ・ニューモニエ

感染経路・・・飛沫感染接触感染

感染力・・・弱く、軽症

流行・・・一年を通して感染

好発年齢・・・1~15歳で80%以上を占める



症状



・ 潜伏期 : 2~3週間

・ 咳・痰・発熱など呼吸器症状が多いが、頭痛・発疹など症状は多彩

・ 症状が出ない場合もあります

・ 3~5%肺炎に移行し、高齢者などで重症肺炎になるケースもあります

・ その他合併症 : 心筋炎、中耳炎、髄膜炎、多発神経炎など多彩



治療法



・ 検査法 : 採血による迅速抗体検査(約15分)が可能です

抗生物質『クラリシッド』『ミノマイシン』などを14日間服用します

抗生物質により数日で熱は下がりますが、咳は長く続きます



生活上の注意



・ 状態がよければ登校可能です




ポイント



たいていは、普通の風邪が長引いてる??程度で終ります。

治療には全ての抗生物質が効くわけではありません。

だるさ、咳が見られたら、まずは検査を受けましょう。