コツソの部屋

骨粗鬆症マネージャーとして病院勤務しております。骨折を防ぐための生活習慣や、治療薬、サプリメント、食べ物などについて情報発信していきたいと思います。宜しくお願いします。

子育てストレス殴り書き~眠れぬ夜・前編~

女の子が生まれそう・・・

これを聞いたとき、ガサツな私には、

女の子を育てる技量も自信も資格も精神も宿命も、

あらゆる要素が欠落しているので、

CTで女と言われても、夢にも思わないありえない出来事として、

ひゃくぱー男だと頑なに現実逃避していたが、

出産後、



男の股間ついてしかるべきものがない



ことを何度も何度も執拗に確認し、神の悪戯を呪ったものです。



「女の子が生まれると、かわいいからお父さんメロメロよ」

なんて言葉をよく聞く。

男の子と遊びに行って夜更かししだしたらどうする?

なんて一体何年後の話だ?と現実味のない質問をされるが、

現実味がなくても、考えただけで気が変になりそうだ。

「○○君と遊びに行ってくる」

なんて言われようものなら、基本的に天邪鬼の性格の私は

「そうか、遅くなる時は電話するんだぞ」

とそっけなく一言言うものの、すぐさま娘を追いかけ、追跡し



徹底的にトレーシング・ストーキングしたあげく、近づく男は全員地獄に落ちろと、男の写真を張った藁人形を五寸釘でめった刺しにしていそうな自分が目に浮かぶ。



メロメロどころではない。

まだ0歳なのにこの感覚だ。

1歳、2歳と年を重ねるごとに反比例して1年、2年と私の寿命が縮みそうで、

精神状態がどうなるのか極めて不安だ。



去年の今頃、

まだ0歳の娘にイチャイチャしては嫌われて・・・

そんな寂しい毎日で、ある日私の目を見て口を尖らせたので、

おおっ、チューしてくれるのか

くるしゅうない近う寄れ

と顔を近づけると、思いっきり唾を吐きかけられました。

意気消沈の私に、息子がお父ちゃんちょっと耳かして・・・と寄ってくる。

最近内緒話がブームだ。

息子よ、珍しく空気を読んで、父親を気遣うようになったか。

うん?どうした?内緒話なら聞いてやるぞと耳を傾ける。



あんなー、あんなー・・・



最近息子はヒーローものに夢中だ。

金がかかって仕方がない。

まさに○ンダイの思うツボ一家だ。

せがまれておもちゃを買う。

すぐさま新商品が出る。

その新商品もせがまれて買う。

するとさらに強化変身した新商品が出る。

この繰り返し。



○ンダイにモニタリングされてるかもしれん。



「この一家が商品を買えば新商品を投入だ」

みたいに。

思わず部屋中見まわして監視カメラを探してしまう。



あんなー、ウルトラマンギンバな・・・



銀歯!?



ウルトラの父ならぬ祖父か?

ウルトラマンも虫歯になるのか?

ひょっとしてウルトラマンギンガか?

指摘すると場がしらけるので聞き流す。親心だ。

ちなみに仮面ライダーには仮面ライダーキンバがいるらしい。



金歯!?



銀歯よりゴージャスだな、

けどこちらは恐らく仮面ライダーキバ



話は戻って、傷心した私への内緒話。

耳元で息子が小声でささやく。

あんなー、あんなー、

うんうん

ウルトラマン

うんうん

めっちゃなー、

うんうん

・・・



あぎゃーっっっ!!!!!



突然耳元で絶叫され、

私の脳から「ブチッ」という何かがちぎれる音がして、鼻血が噴き出す。

一瞬目の前に数百匹のハエが飛び、目がくらみ、片膝をつく。

一瞬ぐらっときて倒れなかったのは、拍手喝采に値する父親としての意地だ。

しかし父親になんてことを。

息子よ、お前もか。

どうやらおもちゃの仮面ライダーの尖った角?突起?部分を踏んだらしい。

○ンダイよ!

「夢・クリエイション~楽しいときを創る企業~」

という企業スローガンとは裏腹に

子供が怪我したら夢も希望もないぞ、

おまけに父親まで意識消失・流血沙汰の大惨事だ。

楽しいときをブチ壊しおって!!



まー、人のせいにしてもしかたない。

おもちゃでも子供のこころははぐくまれている。

たぶん・・・



そして、子供二人にひどい仕打ちを受けつつも、

かわいいから許すのが父親の度量。

いつも通り一つのベッドで息子と寝る。

うつらうつらしだした頃、突然フゴッと息子の鼻息が私の耳元に



ひいっ!!



と反射的に飛び起きる。

息子はすやすやと寝ている。

そしてまた、寝付こうかという頃、ガリッと歯ぎしりの音が耳元ですると



ひいっ!!



と再び跳ね起きる・・・

トラウマになってしまった。

・・・

寝れない

・・・

起きよう。

そうだ骨粗鬆症の資料を作成しないと。

自分の部屋に行き机に座ってPCでパワーポイントを作成する。

・・・



~後編に続く~