コツソの部屋

骨粗鬆症マネージャーとして病院勤務しております。骨折を防ぐための生活習慣や、治療薬、サプリメント、食べ物などについて情報発信していきたいと思います。宜しくお願いします。

外資系で学んだすごい働き方、レビュー

病院勤務だと、あまり外資の影響は感じないのですが、

日本が国際化するにつれて、

終身雇用はなくなり実力社会へ・・・

日本だけでなく、グローバルで働ける人材になるために・・・

といったありふれた本かと思いましたが読みました。

いつもの3段レビューです。



外資系で学んだすごい働き方」

プレジデント社 2017.4.30 著者:山田美樹



著者は、上智大から、オックスフォード修士

ロンドンビジネススクールMBA外資系コンサルテイングファームと、

キラキラキャリアをお持ちです。

パラ見して、読んでみようと思った理由は



・女性著者。

珍しいかと



うつ病を発症されたことがある。

強靭な肉体と折れない心・・・というわけではないようだ



・一方で、内容は攻撃的・好戦的

やはり内容は量産的なビジネス本にまとまってしまうのか?



という点。

全身に寒気が立つような部分はありませんでしたが、

印象に残った点は



① キャリアは上だけでなく横に広げる努力も

私は今病院薬局勤務でありながら、

骨粗鬆症関連で地域医療の仕事もしており、

薬剤師会や学校、行政の外部委託業務も行っています。

こえからは、視野の広げ方も考えていこうかと思いました。



② 転職はポジションが下がってもキャリアを上げれるものを

私は転職を繰り返してるので考えさせられました。

キャリアの広げ方にも通じるかと。



③ 高いレベルのものに触れ刺激を受けヒントをもらう

生き方のベクトルは違っても、

ある分野で成功されている人物は、話をするだけで刺激になります。

ひとかどの人物になるには、やはりひとかわ剥けないとな・・・



あと、「Prove them wrong」という言葉が印象に残りました。

「彼らが間違っていることをわからせてやろう」

もっと砕くと、「(見下されても)今に見ておれ」

著者の負けん気の強さも伝わってきました。

同時に、世界と渡り合うにはこういった肝の強さも必要なのでしょう。

確かに和を大事にする、私のようなヘタレな感情では、

世界では通用しそうにない・・・



この著者独特の強調部位として、

① 内省

「感情のマネジメントを心がける」

「よい問いかけが深い内省を生む」

そして、「内省のための質問リスト」まで作られています。

これはあまり興味が出なかったのですが、

うつを経験され、感情のコントロールにも苦労されたのだと思います。



② 英語

海外経験・外資経験云々以前に基本的なことで、

実践的な英語の学び方も章を割いて書かれています。



③ 自分で作る食事

食事は基本は自宅で作られるそうです。

私も理想はそうしたいが、なかなか甘えで外食してしまう・・・

これもこだわりで、章を割いて書かれています。



著者は、世界目線でキャリアを積んだ猛者たちを見ておられ、

今後外資が入り、日本の概念だけで働くのはありえない

と警鐘を鳴らし、働き方をロジカルに書かれています。

一般的なビジネス書かなぁという印象ですが、

日々のパフォーマンス、目標達成、レジリエンス、対人関係、キャリア

ビジネスマンとして定期的に自問したい方には良本かと思います。