お前(の肛門)はもう死んでいる

これまで「歯が死んだ」「腸が死んだ」記事を書かせていただいたのですが、

今回は肛門です。

品のない話続きで大変恐縮ですが、あまりに衝撃的だったのでまとめてみました。



少なくとも3年は続いた軟便と下痢ですが、突如治りました。

うーん、ストレスか？

なんて思っていると、血便が続くし痛い。

〇ペミンなんて飲まなきゃよかった。

あれのせいで拳骨煎餅みたいな岩石便が出て以来、

肛門付近の粘膜が炎症気味です。

鮮血だったので、肛門だろうなと自然回復を見込んでいたのですが、

考えが甘く、症状は悪化し、ある日いきなり便器が血に染まる大量出血があり、



おお、出産か！？（←上さんに一緒にすなと言われました）



と驚きましたが、いやいやこれは痔やら出産ではなく、



まさか大腸がん！？



と恐怖に取り乱し、冷静さを失い勤務先の内科を狼狽受診。



「便器が血だらけになりました」

「へぇ～、痔？軟膏出そうか」



私の中では大事件だが、血便ってそんなに緊迫するものではないのかな？



「大腸がんとかの可能性はどうでしょう」

「一応検査しときましょう」



ということで検査、そして幸い大腸がんマーカーは陰性



この頃になると、イボが手に触れるくらいでかくなっている。

やはり痔か・・・前にお世話になった職場の、外科を受診する。

肛門や痔で名のある先生だ。



「久しぶりやね、どうしたの？」

「ヤマイダレに寺(てら)やと思います」

「出血は？」

「ぼちぼちです。1回だけ便器が血の海になりました」

「横になってくれる？」



やはり大量出血には無反応、医者の反応はこんなものなのでしょうか。

ここをこうしてこうね、こっちはこうぢゃなくてこうで・・・

検査台に横に寝かされ、腰の曲がり具合や足の位置を事細かに調整される。

なんだか出産するときに楽そうな体位だな。

これが肛門科のベストポジションか・・・なんて思っていると、



いきなりメリメリメリメリ「ぐあー！！」



突然、本来出すことが役割の内臓に、異物がぶち込まれて背筋がピーンとなる。

「ちょっとじっとしてね」



「いや、じっとしてと言われても心の準備が、おおぅ！！」



「うーん、せまいな、ぐいっと行くよ」



「ちょっと、待ぁっ！！(声にならない)」



息ができないぃ・・・



グリグリ・ゴリゴリ・メキメキ・・・



「はい、OK、お疲れ様」

ぐったり

「やはり痔やね、大丈夫？こっちに座れそう？」

「ちょっと大丈夫ぢゃないです、重症ですか？」

「血豆みたいなものかな、脱肛もないし軽症、大丈夫、



ところで・・・ハジメテ奪っちゃったかな、おしりに入れられるのは」



「はい、私の初〇験は先生に・・・」



「薬出しとくけど、悪化するならまた来てね」





って、フザけた質問してそこは聞き流すんですか！？





しかし心に誓う。二度とここに来ることがないようしっかり治療しよう。



これ以上ないアドヒアランス向上の機会でした。



しかし胃カメラは毎年していますが、大腸カメラの負担はどんなもんだろう

指ツッこまれるだけで悶絶している現状を思うと、私の母体が耐えられるか心配です。

しばらく肛門が閉じているような、閉じていないような、気持ち悪い気分が続きました。

〇ステリザンでは全く無効でしたが、〇リプロクトはまあまあです。

普段、痔の薬の使い分けなんて気にもしていませんが、効果は違うようです。

勉強になりました。



ひどくなると排便のたびにイボが飛び出て「コンニチワ」してくるらしいです。

また先生の指での表現が上手い。

無意識でしょうが、長年専門でやってきた完成形を見た気がします。

勉強になりました。



「コンニチワ」はないものの、触知できるほどのイボですが、1週間くらいで軽快しました。

痔の軟膏を開発した人はスゴイ。って思って中断したら再び大出血しました。油断大敵。



ところで最近目がショボつきます。

PCの画面がかすむし、すぐ疲れ、目の奥が痛み出します。

片目で方眼紙見てみたが、特にゆがみなどはありません。

3年前くらいに、まつげが眼球に刺さって受診したときに、黄斑変性を指摘され、こちらも気になる。

あと、少し離れると見やすくなることもあります。

もしや・・・ と思い眼科へ。 そしたら思わぬ疾患が見つかりました。



黄斑変性？緑内障？はたまた老眼？いえいえ、まさかまさかのあの病気



次回、『お前(の目)はもう死んでいる』に続く。 はぁ～、これで厄年最後の病気になってくれ・・・




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