コツソの部屋

骨粗鬆症マネージャーとして病院勤務しております。骨折を防ぐための生活習慣や、治療薬、サプリメント、食べ物などについて情報発信していきたいと思います。宜しくお願いします。

上さん、救急車で運ばれる


無題


うちの子は1歳の時に4度入院しました。

入院ってのは何度経験しても慣れることはなく、どれも精魂尽き果てます。



ということで、最悪の事態を避けるために、先手を打つわけです。

ちょっと熱出たら小児科と耳鼻科のダブル受診です。

手間ですが、共働き家庭の宿命です。何とか上さんと乗り切るわけですが・・・



ある日突然倒れました。



上さんがっ!!



風邪をこじらせた?貧血?仮病?

普段、病に伏すことなどない、私の100倍以上は強力であろう免疫細胞を持ち、

『健康』が服着て歩いてるような上さんが倒れるなどありえない

なんて思っていたので、突然のことで狼狽して



救急車呼びました。



めまいがひどく立てない

嘔吐を繰り返し顔面蒼白

水を飲ませてよいかもわからず、とりあえず背中をさすって気を紛らわす。



救急車が来た。

生まれて初めて救急車がわが家に来ました。

記念撮影でもしようか♪という余裕は微塵もなく

瞳孔やら脈拍やら簡単なバイタルを見て、救急車に乗せられる。



そして私に質問。



「どこに運びます?」



「へ?」



どこにって病院やろ・・・



何言ってるんだこの救急隊員は・・・なんて思ったんですが、

どうも救急車を呼ぶときに、搬送する病院に、自分から連絡しなければならないらしい。

そんな救急車ルール知らん・・・



「〇〇病院に前かかったことあります。」

隊員が電話する

「その病院、断られたわ」



うそん、小児救急ぢゃあるまいし、拒否られるの!?



その後3件ほど断られ隣の区の病院へ搬送。

まさか大人の救急なのにたらいまわしされるとは・・・

いろいろ検査され、入院になり、とりあえず点滴

「KN3号か・・・」

私のつぶやきに看護師が敏感に反応、

「ドクターですか?」

「いや、薬剤師っす(はしくれですが)」



その後主治医が申し合わせたように来て、病状の説明をしてくれた。

メニエルかと思ったんですが、医師の診断は、



「前庭神経炎」



風邪などの菌により、平衡感覚の情報伝達になくてはならない前庭神経に炎症が生じ、

「自分自身や周囲がぐるぐる回る」症状を主とした、突発的な強い回転性めまいです。



実際上さんは身動きできませんでした。



子の入院は、付き添いが必要ですし、仕事も上さんと交代で休まねばなりません。

しかし、上さんの入院は、子どもの世話をしつつ、入院の持ち物の調整など東奔西走します。

見舞いには、保育園を活用し、24時間をロジカルに設定しないと、

少しでも油断したら段取りが崩れ、発狂ものです。



幸い、数日で退院しました。



あと数日続いていたら私が眩暈で倒れて運ばれていたことでしょう・・・



親の健康不良、気を付けても、何度かは起こります。

子どもにだけ気を取られず、思わぬ伏兵に要注意です。



気を付けろ! 気を付けるのは こどもだけ?