保育士さんありがとう、保育士さんこれからも宜しくお願いします。
2019年5月8日
滋賀県大津市で、園児の列に車が突っ込む痛ましい事故がありました。
当日、保育園に子どもを迎えに行ったとき、質問をしました。
私>明日(5月9日)は公園にお出かけですよね、大変なニュースを見たもので・・・
保>承知しています。保育士の数はそのままで、安全のため2班に分けて行く予定です。
・・・
なんてくだらない質問をしてしまったのか・・・
不必要に保育士さんを追い詰めてしまったのではないか?
自己嫌悪に陥りました。
20歳代の頃だと思いますが、ふと昔の光景が思い浮かびました。
当時は車好きで、あちこち一人で走ってたんですが、
田舎道を走っていると、カルガモ?の親子が道を渡っていました。
車が多い道ではなく、すぐに気づいてブレーキを踏み徐行しました。
前から車が来るのでは?後ろからきた車が私の車を追い抜いたらどうしよう・・・
不安に襲われましたが、無事にカルガモ家族は道を渡り切りました。
もちろん私にお礼の素振りなど微塵も見せず。
今回の事故は、北上する車が、右折時に前方不注意で事故を起こしました。
「前をよく見ていなかった」と供述しています。
車と言う簡単に人を殺せる凶器を扱う要免許者としての責任は大きいでしょう。
南下してきた車は、静止することなく交差点に突入してきたその車に接触、
散歩中に信号待ちをしていた園児らがいる歩道へ突っ込みました。
「右折車をよけようとハンドルを左に切った」と供述しています。
子どもたちと右折車を横目に見ながら時速60km、ノーブレーキで突っ込んだようです。
対向車が交差点に来るかもと警戒しなかったのでしょうか。
それ以前に、信号待ちをする子どもたちをどう見ていたのでしょうか。
あと、縁石はあったもののガードレールやポールはないようです。
googleのストリートビューには道路から離れて、保育士に囲まれて待つ園児の姿が見えます。
これを見るだけで心臓が凍る。
こんなに、慎重に子どもを守っているのに、歩行者を守るものが手薄すぎないか。
年末に穴掘って予算消費したり、自動車税が何に使われるかわからない・・・
なんて話を聞くと、歩行者のを守る視点が見えてこないなと素人ながらに思います。
うちの娘は事故に遭ったクラスと同じ、2歳児クラスです。
「魔の2歳児」と呼ばれる通り、突発的な行動に走ったり、雰囲気や気分で暴走する年齢です。
瞬き一つで姿を見失い、気づいたら足元にいた・・・なんて恥ずかし話も頻繁ですが、
放っておくと、歩くの大好きで、どんどん好き勝手な方向へ行ってしまいます。
屋外は一時も目を離せません。
ですが、外での活動は子どもの成長には欠かせないと個人的に思っています
花や草木の色やにおいに触れ、風邪を受けて、暑さ寒さを感じ、季節を知り、
引率する先生に従い、規律や統制を学び、
走る車や交差点、信号機の交通ルールに触れ、規則を知る。
安く入れる社内の保育園ではなく、
園庭や外での活動のある認可保育園を選んだ理由もそこにあります。
わが家もよく外出します。
外出は危険だ、保育園から出すなという声も耳にしました。
考え方は人それぞれで、そういう保育園や教育方針もありだと思います。
日本の待機児童の取り組みも、預かり所を増やすような方針ですし、
「子どもを安全に育てたいなら刑務所に入れるべきだ」
というフランスかどこかの格言もあります。
少し悩みましたが個人的メモとして残すことにしました。なので事故の画像はなしです。
毎日が、子育てで大変な当たり前の毎日の中、失念してることも多々です。
保育士さんありがとう、保育士さんお願いしますという気持ちを心に刻み、
私自身も、すぐ数メートル隣で殺人凶器がビュンビュン野放しになっている現状を自覚し、
この悲惨な事故で被害に遭われた方々にお悔やみ申し上げるとともに、
今回の事故を心に留めたいと思います。
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